回復期リハビリ病院退院後は、どこのお医者さんに診てもらったらいいですか?

基本的には地域の診療所の先生をかかりつけ医になっていただくのが良いと思います。大きな病院を受診すると、ちょっとした風邪や少しの腰の痛みでも1日がかりになることはよくあることです。
困った時に気軽に診てもらい相談に乗ってもらえる地域の先生方は頼りになる存在です。

心配であれば、数ヶ月に一度急性期病院の先生にフォローしてもらうと心強いでしょう。
万が一再発した場合は急性期病院が、リハビリ関係で困ったことが起きたら回復期病院が、入院が必要になったら対応可能な一般病院が、それぞれの立場でバックアップします。

このように患者さん、ご家族を中心に地域の先生、急性期病院、回復期病院、一般病院、そして介護の方々が支える、これが在宅医療連携の在り方です。

在宅医療連携の在り方

お薬の管理が難しいです。どうしたらいいでしょうか?

かかりつけの調剤薬局を持ちましょう。
基礎疾患や脳卒中の他にも、身体の不調は様々に生じてきます。そのたびに耳鼻科や眼科、整形外科など様々な医師からお薬を処方されるようになります。 このような状態のことをポリファーマシーと言います。

同じ薬が別々の医師から処方されてないかの確認、薬の相談、薬が多すぎる場合の対応など、かかりつけの薬局があれば対応可能です。
また、飲み忘れが起こりにくいように一包化という方法で、朝の薬、昼の薬、夕の薬と袋にまとめてもらうことも可能です。困ったときに相談できる在宅薬剤師の先生を持ちましょう。

時々飲み忘れがあります。お薬によって対応は違うのでしょうか?

もちろん違います。
基本的に不必要なお薬を医師は処方しません。その中でも重要度が異なる薬は存在します。
胃が荒れないように予防的に出ている胃薬は、1回飲み忘れても何とかなりますが、血圧の薬、再発予防の薬はそうはいきません。
「飲んだかどうかわからない!」という場合はどうしたらいいでしょうか?

飲み過ぎは飲まないより悪いので、わからない時は原則的に「飲まない」が対応法ですが、これもケースバイケースです。
かかりつけの先生や訪問看護師、調剤薬局の薬剤師に相談しましょう。

体調を崩し、あまり食事が食べられないことがあります。お薬はどうしたらいいでしょうか?

患者さんの病態や飲んでいるお薬によって対応が変わってきます。
かかりつけの先生や訪問看護師、調剤薬局の薬剤師に相談しましょう。

装具が壊れました。どうしたらいいでしょう?

装具が壊れたときに重要なのは次の2点です。

装具なし、または壊れた装具で無理をしない

装具のない状態で無理に動こうとすると、転倒や骨折の危険が非常に高くなります。ケアマネジャーに連絡して車椅子を用意してもらったり、装具が直るまでの応急的なプランを考えてもらいましょう。
装具なしの状態や壊れた装具を無理に利用して、今までの通りの生活を送ろうとするのは非常に危険です。

義肢装具士に連絡して早急に応急処置をしてもらう
装具を作成してもらった義肢装具士に連絡をして、早急に装具の状態を確認してもらいましょう。可能であれば応急処置を依頼してください。
作り直しが必要な場合は、医師に連絡をとることになりますので、装具を作成した病院に連絡をとるのも良い方法です。

装具が大きくて重いです。もっと軽くて小さい装具に変えたいです

装具は回復期リハビリテーション病院に入院中に、あなたの生活、歩行に最も適したものが作られていると思います。しかし、もし必要が無いのであれば少しでも小さな装具に変えたいですよね。
問題はそれが可能かどうかです。

まずは今の状態をリハビリ中の主治医の先生に診てもらいましょう。

装具が合わなくなってきました。装具とこすれて足に傷が出来ています

装具は回復期リハビリテーション病院退院時の足の機能に合わせて作られています。退院した後に足の機能に変化があれば、当然装具は少しずつ合わなくなります。合わなくなった装具を無理に装着していると、靴擦れと一緒で足に傷ができてしまいます。
特に、足の筋肉が異常に緊張して固くなり、自由に動かせない状態(痙縮)となった場合は早急に診察が必要です。

このような場合は、回復期リハビリテーションを受けた病院、もしくは、かかりつけ医に連絡してください。

手足の関節が固くなって動かすと痛みを感じます。また、歩いていると手足の指や肘が勝手に曲がります

脳卒中などによって脳に損傷を受けると、時間が経ってから出現する合併症、二次障害が出現することがあります。その中の一つが痙縮で、手足の関節が筋肉のこわばりのため自由に動かせなくなる状態をいいます。
手では指や肘が曲がってしまって伸ばせなくなる、足では足首が下内方向を向いて曲げられなくなる、足の指が歩いていると曲がってしまう。放置していると関節が固くなって全く動かなくなります。

このような場合はリハビリ、そして薬物治療、装具の修正が必要になります。
詳しくは回復期リハビリテーションを受けた病院、もしくは、かかりつけ医に連絡してください。

手足のこわばりの治療について教えてください

脳卒中の合併症により、手足の関節が筋肉のこわばりのため自由に動かせなくなる状態を痙縮といいます。これを治療する方法はリハビリによる関節の可動域訓練と筋肉の緊張緩和ですが、これで効果がみられない場合や障害が強い場合は、薬剤を用いて痙縮を抑制します。薬剤には何種類かありますが、すべて神経と筋肉の間に出現している異常な興奮を落とすことでコントロールを行います。

この治療が可能な病院が東播磨地域にはありますから、そちらでご相談ください。